「作品を家に迎える:タカタニエミコ作品《etude》との出会い」

もくじ
  1. はじめて人の作品をお迎え
  2. 作品について
  3. 作品との初対面
  4. アートのある暮らし、絵を迎えることへの勧誘
  5. 作家紹介
  6. おわりに

はじめて人の作品をお迎え

今までは良いなと思っても人の絵を迎えるのはなかなか勇気が必要で買えませんでした。

学生のころよく友人と絵や年賀状は交換していたのですが、絵を描きながら大人になり人の作品が心のかけらや、命の一部な気がして一緒に生きていく責任を持てるのかと怖かったんだろうと思います。

自分の作品とは長い間同居しているのですが、人の作品と暮らしていくのは初めてで問い合わせから注文、そして届くまでとてもドキドキしました。

作品について

タカタニエミコ《etude》(2021年): 180 × 180 mm: 水干絵具、岩絵具、アルミ箔、膠 / 麻紙

この作品はSUNABAギャラリーで2021年8月21日〜25日に開催されたタカタニエミコ個展「皺」で展示されていたものです。

タカタニエミコさんは日本画の画材を使われている作家さんです。

もともと勢いや動きを感じる作品をつくっていて見ていて飽きない画面作りだなと思っていました。皺を操っているような作風になって、緊張感と滑らかさが加わり最強だと個展を楽しみにしていました。

作品との初対面

今回残念なことに実際に展示を見に行くことが出来なかったので届いたときがこの作品とは初対面。

青い色彩と《etude》というタイトルに惹かれて購入を決めました。

実物は本当に美しいです。正面から見ても素晴らしいのですが、斜めから見たときの表情も。

線と凹凸の絶妙なバランスで、盛り上がっているはずなのに不思議と平面的に見える魅力があります。

近くで見ると山脈のようにも、温かみのある血管のようにも見え、また違う角度からは冷たい陶器やクラックビー玉のような印象も。

光の当たり方によって表情が変わり、まるで呼吸しているかのようです。

写真では伝えきれない美しさがありますが、その瞬間の輝きを共有したいという思いから、写真撮影の技術も磨いていきたいと思います。

アートのある暮らし、絵を迎えることへの勧誘

絵を購入して本当に良かったです。初めての購入作品が《etude》で良かったと心から思います。

壁に飾ると、そこには新しい世界への窓が生まれます。特に最近は家で過ごす時間が長くなった方も多いと思います。見慣れた壁に新しい窓を作ってみませんか?

注文してから届くまでの間、メジャーを取り出して「どこに飾ろうかな」と想像を膨らませていました。実際に届いた作品は予想以上に鮮やかで、どの角度から見ても軽やかに動きを感じさせてくれます。

今はこの作品にぴったりの透明な額を探しています。側面も正面も、あらゆる角度から楽しみたいので。

作家紹介

タカタニエミコさんはTシャツやグラス、スマホケースなどもsuzuriで販売されています。私は「餃子パラダイス」のデザインが気になっています。タカタニエミコさんのsuzuriはこちら

ブログ掲載や作品の接写写真公開を快諾してくださり、本当に感謝しています。

おわりに

現在の状況では展示会場に足を運ぶことは控えていますが、多くのギャラリーがオンラインで作品を公開してくださることに感謝しています。

ネットギャラリーの運営やオンライン販売は通常業務に加えての大変な作業だと思います。この困難な時期を乗り越え、いつか「あの時は大変だったね」と笑えるよう、私もインターネットをうまく活用していきたいと思います。

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